ゲームプログラマーの適性とは?どんな人が向いているのか
将来ゲームプログラマーとして働きたいと夢を持っている方の中には、そもそも自分に向いているのか適性を知りたいと思う方も多いのではないでしょうか。
ゲームプログラマーはゲーム好きであることはもちろん、論理的思考等さまざま要素が必要です。
そこで今回はゲームプログラマーをめざしている人が悩む適性に焦点を当て、どのような人がゲームプログラマーに向いているのか紹介します。
ゲームが好きな人
ゲームプログラマーの適性に必要な要素としてまず挙げられるのは、ゲームが好きな人です。
ゲームプログラマーとしておもしろいゲームを開発するためには、ゲームに対する情熱は欠かせません。
ゲームプログラマーが開発段階でおもしろい・楽しいイメージを持って制作していかなければ、良いゲームをつくることは難しいでしょう。
また、ゲームに興味がなければ、どんなシステム・動作がおもしろい・快適なのかイメージできません。
しかしゲーム好きであれば、快適な動作・システムとは何か考えることができます。
好きという気持ちがなければ、仕事を続けたり技術を磨いたりといったモチベーションに繋がらないため、まずはゲーム好きであることは重要です。
数学や物理の知識がある人
ゲームプログラマーの適性要素の一つとして、数学や物理学等の知識があったり得意だったりすることも含まれます。
プログラミングはコードを覚えるだけでなく、計算が必要のため数学の知識も必要です。
また、ゲームの動作(物理演算)に関わる部分は、物理学も必要になります。
例えばレーシングゲームの場合、カーブや加速時の挙動が実際の車と同じでなければ快適に遊べませんし、リアリティがなくつまらないと感じられることでしょう。
もちろんゲーム性を重視して、アイテムを活用したレーシングゲームもあります。
しかし一定のリアリティがあれば、実際の運転のような感覚も味わえる楽しさ・快適さも追加できます。
論理的思考ができる人
ゲームプログラマーには、数学や物理学に加えて論理的思考も大切です。
論理的思考とは、物事の原因や結果を理解するために順序を立てて解決策を導くことができる考え方です。
プログラムではすべてに理由や原因・結果があり、理論的に開発できないとエラーが起こりますしイメージ通りの動作は実現できません。
論理的思考を養うには、数学や物理学を学ぶことも大切です。
また、普段の生活でも、行動に原因や結果を見出したり分析したりする等、思考方法を論理的に近づくよう変えてみましょう。
人と接するのが好きな人
ゲームプログラマーの適性を考える時は、一人で黙々と作業を続ける集中力や継続力をイメージするかと思います。
確かに開発現場では長時間パソコンの画面に向かい、コードを入力・デバッグ等の作業はあります。
しかし、人と接することが好きなことも適性の一つです。
なぜ人と接するのが好きな人であることが必要な理由は、ゲーム開発はチームで進めているからです。
開発現場には複数のゲームプログラマーがいますし、プロデューサーやディレクター等、企画作成から進行状況の確認、デザイナー等さまざまな立場の人と協力しながらゲーム制作します。
また、ゲーム開発には納期があるので、納期に間に合わせるために他部署と連絡・連携をとりながらプログラミングを行います。
このようにゲームプログラマーは、一人で仕事を進める訳ではありません。
少なくとも社会人として、仕事に関するコミュニケーションが取れることは必要不可欠です。
ユーザーのニーズを読み取るのが得意な人
ゲームプログラマーには、技術力だけでなくゲームを遊ぶユーザーニーズを読む力もあると良いでしょう。
ユーザーのニーズを読み取る力とは、どのようなジャンル・システムのゲームがおもしろいと感じてもらえるか予測できることです。
いわゆるマーケティング能力のことですが、ユーザーにおもしろい・長く遊びたいと思ってもらえるアイデアを現場で提案できると、さらにゲームは洗練されます。
ユーザーニーズを読み取るためには、さまざまな業界の情報を日々チェックしたり、今人気のゲームジャンルは何か調べたりする情報収集・分析を行うことも大切であり、そしてマーケティングに関する勉強もおすすめです。
探究心が強い人
また、探求心が強いこともゲームプログラマーとして求められます。
ゲーム開発やゲーム業界は、日々新しい情報や価値観、技術が生まれるため、情報を更新しない探求心の少ない人では続けることが難しい現場になるからです。
探求心や好奇心が強く、ゲーム開発に関する新しい情報を常に調べたり、おもしろいゲームをつくるためにどのようなプログラムが最適か追及する姿勢があったりすると、ゲームプログラマーに向いています。
まとめ
ゲームプログラマーの適性は、数学や物理学・論理的思考力等の技術的な部分はもちろん、ゲームが好き・人と接するのが好き等、性格や考え方も重要な要素です。
しかしこのような適性を磨くためには、独学では難しい内容がほとんどのため、ゲームプログラムコースのある専門学校等をおすすめします。
例えばデジタルアーツ東京では、他学科(イラスト、ノベルス・シナリオ等)とチームを組み、実際の開発現場に近い状況でプログラミングを行う卒業制作があり、C言語やUnity等の開発言語に関する学習カリキュラムだけでなく、情報数学や情報処理、基礎学習といえるアルゴリズムや配列や分岐等もカリキュラムに採用されているのが魅力です。
これからゲームプログラマーをめざす方は、適性要素を増やす・伸ばすためにも専門学校への進学を検討してみてはいかがでしょうか。
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