ライトノベル作家をめざしている方は、同時にライトノベル作家の将来性について考えたこともあるのではないでしょうか。
しかし、どんなにライトノベル作家になりたいという気持ちがあっても、将来性がない職業であったらめざすのは怖くなってしまいますよね。
そこで今回は、現状のライトノベル作家とその将来性についてご紹介していきます。
ライトノベル作家をめざすうえで知っておいて損はないので、ぜひ参考にしてみてください。
ライトノベル作家の仕事
基本的には小説家もライトノベル作家も執筆を行い、本を出版し、それらを読者の手に取ってもらうまでが一連の流れとなります。
しかし、小説は小説、ライトノベルはライトノベルの特性を理解してその内容を執筆する必要があります。
また、ライトノベル作家の仕事は執筆だけにとどまらず、他にも編集者との打ち合わせや、売れっ子作家になればイベントに参加することもあります。
ライトノベル作家の働き方について
ライトノベル作家の中でもその仕事の仕方は異なることがあります。
日本では専業作家の数が少なく、兼業作家が多い傾向にあり、ライトノベル作家も例に漏れず兼業作家が多いです。
理由としては専業作家では一般的なサラリーマンの稼ぎと同じくらい稼ぐことが簡単ではないことが挙げられます。
兼業している職は一般の会社員から医者までさまざまですが、兼業の理由は「経済的に自立が困難だから」という理由が多いです。
専業で小説家をしていけるだけの収入を確保するためには、まずは実力を認めてもらう必要がありますので、それまでの期間は兼業をする作家がほとんどです。
ライトノベル業界の現状
小説家、ライトノベル作家として小説を出版するために新人賞や文学賞で入賞をめざし、多くの作家志望者が日々執筆活動に取り組んでいます。
しかし、こうした賞を受賞することは簡単ではなく、有名作家となるまでの存在になれるのは、ほんの一部の限られた人だけです。
現在は、インターネットの普及により自分の作品を発表できる場が大きく広がってきており、小説サイトや個人ブログ等を利用すれば、プロやアマチュア問わず、簡単に作品を発表することができるようになりました。
インターネットは情報が拡散するスピードも早く、何かをきっかけに作品が話題となれば、出版社にみつけてもらってデビューという可能性もあります。
また、自費出版する作家も増えていて、「自分で書いた小説を世の中に出す」ということ自体は、年々ハードルが下がっているといえるでしょう。
ライトノベルブームについて
ライトノベルブームはライトノベルが誕生してから根強く残っており、現在もライトノベルのコミカライズやアニメ化が多く行われています。
アニメで見かけた作品の原作がライトノベルということも現在は少なくありません。
さらに、アニメ化が上手くいけば映画化も現実的な目標として見えてきますので、ライトノベル自体のポテンシャルは高いと言えます。
ライトノベルのアニメ化について
また、ライトノベル作家と小説家の執筆の際に持つべき考え方として異なるのが、アニメ化等の映像化を考えて作品を書く必要があるということが挙げられます。
もし、どのようなことを考えれば良いか分からない場合は、好きなライトノベルでアニメ化や映画化されたものを参考にすることで、自分の作品に活かすヒントを得られるかもしれません。
アニメ化や映画化はその作品の知名度アップに直接つながるので、ライトノベル作家としてはしっかりとおさえておきたいポイントです。
ライトノベル作家の将来性
近年は小説のジャンルの多様化や小説投稿サイトの利用者の増加もあり、インターネットから小説家になる例も増えてきています。
小説投稿サイトで実力を認められデビューする小説家、ライトノベル作家や、SNSから話題となり注目を集める作家は今後も増え続けることが予想されます。
特に、アマチュアでも作品を投稿できるサイトは、純文学よりもライトノベルのような軽いタッチで若者に受ける作品が人気です。
インターネットが普及した今、こうしたジャンルはこれからますます人気が加速するでしょう。
求められているライトノベルとは
ライトノベルは、とても流行り廃りが激しいジャンルです。
もちろん流行りに関係なくおもしろい作品はありますが、流行りを掴む能力を持ち、今求められている作品を書ければ、読者も増えやすくなりますし、拡散してもらいやすくなるメリットがあります。
流行りのジャンルでオリジナリティを出すことができるようになったら、組み合わせで新しいジャンルを開拓してみるのも一つの方法です。
新しいもの好きな読者に合わせて執筆をすることを心がけてみましょう。
まとめ
ライトノベル作家の将来性についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
インターネットの普及とそれに伴った小説投稿サイトの登場やSNSの拡散力によって、賞の受賞まではできなくても十分に作家になる道が拓けるようになりました。
これからライトノベル作家をめざそうと考えている方は専門学校に通って作家として基礎的な能力を身につけることや、独学でたくさんの作品を書いてみる等多くの選択肢があります。
自分に合った進路を選んで、人気作家をめざしましょう。