ゲーム専門学校から就職できる?主な就職先についても紹介
ゲームに関するさまざまなことが学べるゲーム専門学校。
卒業後には、専門学校で学んだことが活かせる仕事に就きたいものです。
しかし、ゲーム専門学校を卒業した後にきちんと就職できるのかどうか、具体的にどんな就職先があるのか、将来に不安を感じている方もいるはずです。
そこで今回は、ゲーム専門学校を卒業後に就職が可能なのか、またどんな就職先があるのかを詳しくご紹介します。
ゲーム専門学校から就職できる?
専門学校は、就職を最終目的として、各分野の専門的な内容を勉強する場。
中でも、ゲーム専門学校は、ゲームに関するさまざまな知識や技術を勉強し、ゲーム業界への就職をめざす学校です。
そのため、就職することはもちろん可能。
努力次第では、ゲーム制作やゲーム販売といった、ゲームに関するさまざまな分野で活躍することができます。
学生によっては、インターンシップで声をかけられたり、在学中につくった作品が注目を浴びて就職が決まったり、就職活動を始める前に就職先が決まるケースもあるようです。
ゲーム専門学校からゲーム業界に就職できる?
ゲーム専門学校は、ゲーム業界への就職をめざすための学校です。
そのため、ゲーム関係への就職までたどり着くことができます。
一口にゲーム業界と言っても、いくつかの種類に分類されるため、自分がどんな仕事に携わりたいかを絞り込まなければなりません。
そこで、ゲーム業界の大まかな分類をチェックしていきましょう。
ゲーム業界の分類
ゲーム業界には、ゲームをするための機械本体やプラットフォームをつくるハードウェア開発と、ゲームソフトをつくるソフトウェア開発の仕事があります。
大手の企業であれば、ハードウェアとソフトウェア両方の開発を行っていることがほとんどです。
ソフトウェア開発のなかには、さらに3つの種類があります。
ゲーム機を使用して遊べる家庭用ゲームと、パソコン上で遊ぶクラウドゲーム、スマホを用いて遊ぶスマホゲーム(アプリ)の3つ。
さまざまな分野に分かれるゲーム業界のなかで、どんな仕事に携わりたいか絞り込んで勉強すれば、希望分野へ就職する近道となるでしょう。
ゲーム専門学校の就職先
卒業後に希望する主な就職先は、やはりゲーム業界。
ゲーム関係の仕事に就けた学生達は、ハードウェアやソフトウェアの開発に携わる仕事に就職する学生が多いようです。
ゲームのプランナーやデザイナー、プログラマーやゲームマスター等、企業によって募集している職種は異なります。
また、ゲーム関連企業だけでなく、ゲーム専門学校で得た知識が活かせる映像制作会社や、全くゲームとは関係のない仕事に就くケースもあります。
ゲーム専門学校の就職率
ゲーム専門学校の就職率は、学校によってさまざまです。
しかし、専門性の高いことが学べることから、比較的高い就職率を誇る学校が多いようです。
学校によっては、就職率95%以上と、ほとんどの学生が就職できるケースもあります。
しかし、ここで注意したいのが、就職した学生のうちすべてがゲーム業界に就職したとは限らないこと。
ゲーム専門学校卒業後、全く違う分野に就職するケースもあります。
学校のホームページに具体的な就職先や就職率が掲載されている場合もあるので、気になる場合はチェックしてみてください。
ゲーム専門学校からめざせる職業例
ゲーム専門学校卒業後にめざせる代表的な職業例は、以下の通りです。
- プランナー…ゲームの企画、制作指示、改善点をまとめる
- プログラマー…企画に沿ってプログラムを作成する
- ゲームマスター…ゲームの仕組みづくりや、難易度の設定、ルールの制定
- デザイナー…ゲーム内の背景や登場するキャラクター等の制作
- マーケター…ゲームのプロモーション
- 営業…制作したゲームの売り込みや商談、展示会の企画実施
- プロデューサー…ゲーム開発の責任者。スケジュール立てや予算の取り決め
それぞれの職業では、記載したもの以外にも多くの仕事があります。
また、企業によっては、業務内容が異なる場合や上記以外の仕事内容が含まれている場合も。
気になる会社のホームページをチェックしたり先輩方の意見を聞いてみたりすると、より就職先の選択肢が広がるかもしれません。
ゲーム専門学校が就職に有利に働くケース
ゲーム専門学校に通うことによって、就職が有利になるケースもあります。
いったいどんな点が有利なのか、詳しくチェックしていきましょう。
1.専門性を持った学生はニーズが高い
ゲーム専門学校では、ゲームに関する専門性の高い技術や知識を学びます。
そのため、企業側から就職してすぐに即戦力になると判断されやすく、ニーズが高い傾向があります。
また、ゲームに関するさまざまな分野に特化した学習をするため、企業にとってほしい人材が確保しやすい点も、ゲーム専門学校ならではの利点です。
2.早く就職できる
ゲーム専門学校の学習期間は2年です。
ゲーム関連の技術や知識を学べる大学もありますが、その場合、卒業まで4年かかってしまいます。
より早くゲーム業界で活躍したいと願う場合には、ゲーム専門学校を選択するのがお勧めです。
大学よりも勉強期間が2年も短いゲーム専門学校ですが、しっかりと勉強することで大学に通う以上のキャリアを身につけられる可能性も十分にあります。
ゲーム専門学校で就職に役立つスキル5選
ここでは、ゲーム専門学校で学べる、就職に役立つスキルをご紹介します。
1.プログラミングスキル
プログラミングは、ゲーム業界に携わる者として取得しておきたいスキルの一つ。
実際にゲームを制作する際に必要なことはもちろん、それ以外でも汎用性の高いスキルです。
プログラミングが分からないと、実際にゲーム制作を進めるなかで、制作する立場の人の気持ちがわからず、仕事が円滑に進まない場合もあります。
スムーズなゲーム開発を行うためにも、プログラミングスキルはしっかり身につけておきましょう。
2.企画スキル
ゲームには、ユーザーを楽しませるための驚く仕掛けが必要です。
そんな仕掛けをゲームに組み込むには、優れた企画スキルを磨く必要があります。
ユーザーの不意を突くような意外な仕掛けやのめり込める要素、どんなゲームが人気を集めやすいのか等、多くの人にとっておもしろいと思える内容を企画、提案するスキルもゲーム専門学校で学びましょう。
3.コミュニケーションスキル
ゲーム業界は、多くの職種があり、それだけたくさんの人が携わっています。
一つのゲームを多くの人達の手によってつくり上げることも多く、チームで力を合わせるためのコミュニケーションスキルも重要。
より良い職場環境の確保とクオリティの高いゲームをつくるためにも、コミュニケーションスキルも磨く必要があります。
4.マネジメントスキル
ゲーム業界で長く働いていると、チーム全体をまとめる仕事を任されることもあります。
その際に必要となるのが、マネジメントスキル。
一つのゲームをつくるために働く人達を上手くとりまとめ、円滑に仕事が進むよう、アドバイスや指示、スケジュール立て等を上手く行うためのスキルです。
優れたマネジメントスキルがあれば、より大きな成果を上げることができるでしょう。
5.思考スキル
ゲーム制作は、感覚だけで進めることはできません。
なぜおもしろいのか、成功する具体的な理由は何かといった、論理的に物事が考えられる思考スキルが必要です。
こういった論理的思考スキルを磨くことで、より説得力のあるおもしろいゲームに仕上がるでしょう。
ゲーム専門学校に向いていてる人
ゲーム専門学校は、ゲームに関することをメインに学びます。
そのため、ゲームが好き、ゲームに興味がある方にマッチした学校です。
また、ゲーム制作は長期間にわたって一つの作品をつくり上げることも少なくありません。
忍耐力や集中力、体力があるかどうかも重要ポイント。
そして、最後までしっかりとゲームをつくり込むための責任感がある方も向いています。
さらに、ゲーム業界では、マニュアル等が英語表記の場合が多いため英語に対して抵抗感のない方、何事にも楽しんで取り組める好奇心を持ち合わせている方も、ゲーム専門学校に向いているでしょう。
まとめ
ゲーム専門学校卒業後、もちろん就職が目標となります。
そのメインとなるのが、やはりゲーム業界。
ゲーム業界のなかにもさまざまな職種があるため、どの分野の仕事がしたいかを決め、ゲーム専門学校で必要なスキルを身につけましょう。
「専門学校デジタルアーツ東京 ゲーム学科」では、在学中に必要なスキルをしっかりと学べますのでお勧めです。
ゲーム専門学校の1日の流れを参考にしながら、専門学校選びを行うとより具体的なイメージができるでしょう。
自分に合った専門学校をみつけて、希望の就職先への合格をめざしてみてください。