ゲーム開発で使われるC++とは?特徴や勉強方法を解説
ゲーム開発をするうえで知っておきたいC++。
C#との違いやC++を使うことで何ができるのか等、具体的な概要を把握しきれていない方もいるでしょう。
C++に関する知識をマスターておくことは、ゲーム開発に携わりたい方にとって強みになるはずです。
そこで今回は、C++とはどのようなものなのか、特徴やC++を使ったゲーム制作の流れ、勉強方法をご紹介します。
C++の特徴
C++は、OSの開発やソフトウェア開発に欠かせないC言語の拡張版で、C言語にオブジェクト指向が加わったプログラミング言語です。
そのため、C++を勉強すればおのずとC言語が、C言語を勉強すれはC++の基礎が身につきます。
C++は、C言語よりも少ないコードでプログラミングできるうえ、実行速度が速い点が特徴。
また、安全なコードが書きやすいのも魅力の一つで、1度マスターすれば、プログラミングのクオリティとスピードがアップする便利な開発言語です。
C言語と相互性があるため、もともとC言語で開発されたコードをC++にコンパイルすることも可能。
ゲーム開発をはじめ、WEBアプリやロボット開発にも活用されているプログラミング言語です。
C++でのゲームのつくり方
C++を使ってどのようにゲームをつくるのか、基本的な手順を解説します。
コンセプトを決める
まずはどのようなゲームをつくりたいか、詳しいコンセプトを決めましょう。
ゲームのジャンルやストーリー、キャラクター等、こまかい部分までしっかり案を練り、決定します。
この時、目的やルールも一緒に決めておくと、以降の作業がスムーズです。
開発環境を整える
C++でゲームを作成する前に、ゲームエンジンを選択し、開発環境を整え開発の土台をつくるのが一般的です。
どのプラットフォームに対応しているか、グラフィックのクオリティはどの程度か等、ゲームエンジンによってその特徴が異なります。
そのため、開発したいゲームにマッチするスペックのゲームエンジンを選択しましょう。
また、予算やプログラマーのスキルに配慮したゲームエンジンを選ぶこともポイントです。
ゲームエンジンだけでなく、プログラミングを行ううえで必要なソフトウェアを一つの画面で操作できる統合開発環境(IDE)も用意しましょう。
他にも、バグ等の不具合を調整するデバッガーやライブラリを組み立てるビルドツール、3DCGを制作するための素材データをまとめたアセット等も準備しておくと便利です。
アーキテクチャを設計
ゲームエンジン機能やプログラム構造、ゲームのルールやアセット管理方法等、アーキテクチャの設計を行っていきます。
アーキテクチャの設計は、ゲームの保守性や開発効率、スケーラビリティ(拡張性)に影響するため、必要不可欠な工程です。
プログラミング
ゲーム開発に必要なシステムやソフトウェアを用意し、アーキテクチャ設計が完了したら、いよいよゲームのプログラムを行います。
C++を活用してゲームをつくる場合、関数や構造体、クラス等を使ってプログラムを構築していくのが一般的です。
ゲームエンジンを活用する場合には、APIを呼び出すことでゲームのグラフィックや動作の制御が可能になります。
また、統合開発環境(IDE)がある場合は、つくったプログラムを確認しながら作業を進めることが可能です。
他にも、すでにゲームとして動作確認されているソースコードをネットから拾って活用するのも簡単な方法の1つです。
テストプレイ
プログラミングが終わった後はテストプレイを行い、不具合や間違った箇所がないかをチェックしていきます。
この工程でゲームを完璧に仕上げ、リリースするまでが基本的なゲーム開発の流れです。
C++とC#の違い
C#は、C++とJavaをベースにしてつくられたプログラミング言語です。
構文はC言語に近いですが、C++とJavaの長所を組み合わせた設計です。C言語との相互性はほとんどないため、間違えないようにしましょう。
C#は、コーディングを行う際のメモリリークを防止できる点が大きな特徴です。
ゲーム開発をはじめスマートフォンのアプリやWEBサービスの開発に活用されています。
挫折せずにゲーム開発をするには
ゲーム制作は複雑なプログラミングを正確に行わなければなりません。
C++は、プログラミング言語の中でも高度な知識や技術が必要とされているため、時には挫折しそうになることもあるでしょう。
せっかくの夢や目標をあきらめないために、まずは基礎をしっかりと学ぶことが大切です。
また、楽しく勉強ができる環境が整った専門学校で学ぶのも一つの方法です。
中でも、プロ仕様のコンピューター(トルツメ)やソフトが揃っており、実践的なカリキュラムを導入している「専門学校デジタルアーツ東京」がお勧め。
プロに直接アドバイスをもらうことができる機会もある充実のサポート体制が挫折を防いでくれるでしょう。
>>ゲーム学科
まとめ
C++についての理解を深めておくことでよりハイクオリティなゲームがつくれるはずです。
まずは基礎からしっかりと学び、正確なプログラミングができるよう勉強してみてください。
「専門学校デジタルアーツ東京」では、C++を含むゲーム開発の知識や技術が分かりやすく学べる環境が整っています。
体験入学や資料請求で詳しい情報をチェックして、今後の夢や目標に向かっての第一歩を踏み出しましょう。
デジタルアーツ東京で学んだ知識や技術は、今後あなたの糧となるはずです。
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