勇者班・作画監督紹介
お仕事紹介、第2回目は作画監督です。
作画監督は「ルミルミさん」です!
最近、作画修正を、夢の中でもするようになったルミルミさん
山形県立米沢商業高等学校総合ビジネス科(商業系の高校)出身です。
「① (まるいち)」を「①(いちまる)」と言うのですが・・・
方言なのでしょうか??
自分用に、タイトルロゴを勝手に、手描きで作ったそうです(笑)
タイトルロゴ
「くまのぬいぐるみ」が大好きで、毎日一緒に寝ているそうです。
最近一匹増えたようです。
~作画監督の仕事~
今回のアニメーション制作では、先にキャラクターデザインが決まりました。
それを描いたルミルミさんが、作画監督です。
①レイアウトの作画修正
担当者が描いた「レイアウト(背景原図)」は、まず演出に渡されます。
その後、作画監督の元へきます。
もちろん、キャラクター設定はできていますが、さらに精度を良くするために
絵をすべて設定通りに修正していきます。
*本来、アニメ業界では時間短縮のために「部分修正」という、絵の一部を修正して
違和感のないくらいのクオリティにまであげる修正方法(例えば、顔の輪郭はそのまま
で顔のパーツだけ直す)をとっています。
しかし、授業では「全修正」という、気になる一部だけではなく、全てを直す修正方法をとっています。
背景と人がずれていたり、背景を描くのに支障がありそうな時は、キャラクターと同様に
背景も直します。
また、演出からオッケーが出ていても、タイムシートがおかしいものは、自分で計算し直して
演出のミユさんに見てもらう場合もあります。
↑あがってきたレイアウト
↑作画修正
② 原画の作画修正
担当者が「レイアウト」の作画修正をトレースすると、名前が「原画」となり
演出に渡されます。
そしてまた作画監督へとわたってきます。
レイアウトではなかった「影・ハイライト指示」が良いかどうかを確認します。
また、たまにルミルミさんが、レイアウト修正がうまく直せなかったものや・・・
原画になっても「あれ、なんか違うな…」と思った場合は、キャラクターを再び直します。
そして、ここで直したカットは「リテイク」となり、もう一度描いてもらいます。
↑あがってきた原画
↑作画修正(リテイク)
↑リテイク後
最終的にルミルミさんが「おっけー!」といえば原画作業は完全に終了となります。
こんな感じで毎日作業しています。
<<ルミルミさんの本音>>
・一日に何十カットも、持って来られても見られません!
・3月末にレイアウトの締め切りでした。
3月29日に恐ろしいほどのカット数がきたため終わりません!!
・どう見ても・・・パースがおかしいのと、キャラの身長差が違うのがあります…。
・実は僧侶より、弓師の方が、かわいいと思ってます!
そんなこんなで作画監督のルミルミさんは頑張っています。
ちなみに本校の体験入学の手伝いで、毎回ルミルミさんはいます。
皆さん!たくさん体験にきてくださいね!質問などあれば何でも答えますよ!
では、体験入学の模擬授業でお会いしましょう