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アニメコラム

アニメの背景美術になるには

アニメの背景美術は、アニメの雰囲気づくりをする重要な役割を担っています。実際、アニメ背景美術担当になるためにはどのような勉強・資格・スキルが必要なのでしょうか。

今回はアニメの背景美術について、社会的状況も含めてご紹介していきます。

アニメ背景美術とは

作品の雰囲気づくりに欠かせないのが、背景美術です。

仕事内容は、アニメキャラクターの住む世界の具体的なイメージを決める「美術設定」、世界観のイメージをつかむための「美術ボード」を描く仕事、そして背景画を描く「背景」という仕事に分けられます。新人は背景から始めますが、美術監督補佐や美術監督になると美術設定や美術ボードを描くようになります。

仕事の流れとしては、依頼を受けたアニメのイメージを線画に起こして「美術設定」をつくります。いわば、作品の舞台の設計図になります。
そして、美術設定に色をつけた「美術ボード」を作成して、作品の世界観をみんなで共有できるようにします。
その美術設定を基に、「背景画」を描いていきます。
最後に美術監督が、背景画をチェックするという流れになります。

アニメ背景美術になる方法

背景の世界では、美大や専門学校へ行き、背景美術会社へ就職する場合がほとんどです。 高い画力が求められるため、未経験で背景美術になるには難しいかもしれません。 そのため、アニメ背景美術になるには美大や専門学校へ通い専門的な知識と画力を身につけると良いでしょう。

収入について

アニメ背景美術の参考月収は17万円〜。フリーになると1カット2000〜4000円ほどです。 実力をつけてフリーになる方も多いので、収入はピンからキリまでになります。 ある程度の実力があると、安定した収入も見込めるようです。

求められる能力とは

基本的なスキルとしては、基本的な絵画のスキルとPhotoshopのスキルが必要になります。 西方立方体や円柱、球体の光と影を正確に表現できる技術が非常に大切になり、アニメ背景のみならず絵画を志す人にとっては、なくてはならないスキルになるでしょう。

アニメ背景美術に向いている人

絵やアニメが好きで、映像作品や舞台設計も好きということが第一条件です。キャラクター達が動き回る舞台をつくり、ライティングして空気感も表現していく仕事なので、アニメや映像作品への情熱が何よりも大切になるでしょう。

就職方法について

一般的には、美大または専門学校を卒業して、背景会社に就職することがオーソドックスな流れとなります。 その際に、学んだことをポートフォリオで制作し、面接に臨みましょう。 自分が、アニメ背景美術を担当したいという思いをぶつけることが何よりも重要になってくるでしょう。

アニメ背景美術の現状と将来

最近では、「君の名は。」の大ヒットにより背景の美しさが注目されてきました。 他にも聖地巡礼と称するアニメの舞台となった場所を訪れる現象が定着してきましたが、これも現地の風景を美しく描いた背景美術あってのことです。 確かに表面的には声優やキャラクターデザイナー、監督等が注目される世界ですが、背景に対する評価も間違いなく高まっています。 このような流れが、背景美術志望の人が増え、よりアニメ業界の未来も明るくなってくるでしょう。

まとめ

アニメの背景美術はアニメ全体の雰囲気を伝えるのに、非常に重要なポジションです。 それだけ、背景美術の責任が大きくやりがいのある仕事でもあります。 縁の下の力持ち的存在でもありますが、自分背景を手がけたアニメがたくさんの人の心を動かすことを考えると、モチーベーションになり、アニメの背景美術をやって良かったと思えるでしょう。