ゲームディレクターとゲームプロデューサーの違いとは?仕事内容や必要なスキルを解説
ゲーム制作では、「ゲームディレクター」と「ゲームプロデューサー」という2つの職種がありますが、両者の違いが分からないという方も多いでしょう。
そこで、ゲームディレクターとゲームプロデューサーにはどのような違いがあるのか、そしてこの2つの職種に就くためにはどうしたら良いのかについてみていきましょう。
ゲームディレクターとゲームプロデューサーの違い
ここでは、ゲームディレクターとゲームプロデューサーの違いを「仕事内容」「求められる役割」「年収」の3つの観点で見ていきます。
仕事内容
ゲームディレクターとゲームプロデューサーの大きな違いは仕事内容です。
ゲームディレクターは制作の現場でスタッフを取りまとめる仕事です。このため現場仕事がメインになります。
一方でゲームプロデューサーは、プロジェクト全体を取りまとめる仕事です。現場で仕事をする機会はゲームディレクターほど多くないものの、ゲーム制作に幅広く携わることができます。
ゲームディレクターとゲームプロデューサー、それぞれの仕事内容について詳しくは後述します。
求められる役割
ゲームディレクターとゲームプロデューサーは求められる役割に違いがあります。
ゲームディレクターは「内枠の取りまとめ」を担当するので、現場の統括になります。
現場において最も効率良く制作が進められるかを考え、実行する能力が求められています。
一方でゲームプロデューサーは制作全体の統括、いわば「外枠の取りまとめ」を担当し、ゲーム制作全体が滞りなく進むためのマネジメント力やプロジェクト進行のためにプレゼンテーション力・コミュニケーション力が求められます。
年収
ゲームディレクター、ゲームプロデューサーの年収はそれぞれ次の通りです。
ゲームディレクター:419万円
ゲームプロデューサー:595万円
※2024年5月30日時点
参考:ゲームディレクターの仕事の年収・時給・給料(求人ボックス 給料ナビ)
ゲームプロデューサーの仕事の年収・時給・給料(求人ボックス 給料ナビ)
ゲームディレクターの年収は日本の平均年収と比較して低い傾向にあるのに対して、ゲームプロデューサーの年収は日本の平均年収と比較して高い傾向にあります。
またゲームプロデューサーは、年収が1,000万円を超えることも。それだけ負担が大きな仕事とも言えます。
ゲームディレクターとゲームプロデューサーの仕事内容を詳しく見てみよう
ゲームディレクターとゲームプロデューサーの仕事内容について、より詳しくご紹介します。
ゲームディレクターの仕事内容
ゲームディレクターは、いわばゲーム制作の現場監督とも言える存在です。
制作を行う中でプランナーやデザイナー、プログラマー等多くのスタッフをまとめてチームの指揮をとっていくことが仕事です。
スケジュール管理の他にも、現場でゲーム制作を行っているスタッフに対して具体的な指示を出したり、アドバイスをして計画通りに制作が進むようにまとめたりする等です。また、プロデューサーとともに新しいゲームの企画も行います。
ゲームプロデューサーの仕事内容
ゲームプロデューサーの仕事は、ゲーム制作のプロジェクトを取りまとめること。
予算や制作に関わるスタッフの選定、実際に制作していくスケジュール等さまざまな面をコントロールするという役割を持っています。さらに、ゲームディレクターやプランナーと一緒に新しいゲームの企画をしたり、宣伝広報活動の企画をしたりするのもプロデューサーの大切な仕事。
ゲームプロデューサーは、ゲーム制作のプロジェクトにおける総指揮を行う仕事であると言えます。
ゲームディレクターとプロデューサー、「どちらが偉い」?
ゲームディレクターとゲームプロデューサー、どちらが偉いの?という疑問を持つ方も多いでしょう。
立場上は、プロジェクトを統括するという役割を担っているゲームプロデューサーが偉いと言えます。
ただし、現場においてスタッフをまとめ上げているのはゲームディレクター。
どちらも非常に大切な仕事であるため、実際の現場ではゲームディレクターとゲームプロデューサーで、一般的な上下関係は当てはまらないことも多いです。
ゲームディレクターからプロデューサーへステップアップすることも
ゲームディレクターとゲームプロデューサー、どちらも重要なポジションであり簡単になれる職業ではありません。
特にゲームプロデューサーは、場合によってゲームディレクターの経験が必要とされます。ゲームディレクターからのステップアップで就任するケースがあり、その場合は実際に就任できるまでに長い時間を要するでしょう。
しかし、ゲームディレクターとしての経験はゲームプロデューサーとして仕事をするうえできっと活きるはず。ゲームプロデューサーとして活躍することを目標にするのなら、まずはゲームディレクターをめざすのも選択肢の1つと言えます。
ゲームディレクター、ゲームプロデューサーとして働くなら
ゲーム制作の現場で、ゲームディレクターやゲームプロデューサーとして働くためには、どのような方法があるのかをご紹介します。
ゲームメーカーやゲーム制作会社に就職して経験を積む
新卒として就職し、すぐにゲームディレクターやゲームプロデューサーとして仕事ができるというケースはまずありません。
ゲーム制作の現場に携わり、実際の制作の流れ等を経験することが必要になります。
基本はゲームプランナー等としてまず就職し、現場でさまざまな経験を積んでからディレクターやプロデューサーへキャリアアップをめざすことになります。
ゲーム制作の現場では、制作の進行方法や問題が起こった際にどのように対応すれば良いのかを体感できるチャンスです。
開発プロジェクトの中ではゲームディレクターやゲームプロデューサーがどのように対応しているのかを見ておくことが、これらの仕事をめざすうえでの大きな糧となるでしょう。
専門学校に通う
未経験からゲーム制作に関わりたい場合にお勧めなのが、ゲーム制作に特化した専門学校に通うことです。
さまざまな専門学校があり、多彩なコースが用意されていますが、ゲーム制作に必須のプログラムやデザインについて学べるコースの他にも、ゲームの企画や実際に学生同士でゲーム制作ができる授業もあります。
ゲームディレクターやゲームプロデューサーには、新しいゲームを生み出す企画力も求められるため、企画や実際の制作現場について学べる専門学校に通うことは大いにメリットがあると言えます。
また、専門学校では短期間で集中的にゲーム制作に関わる知識とスキルを身につけられますし、同じ業界をめざす仲間を得られるというのも大きな利点です。
多くの仲間とともに学ぶことで、仕事をするうえで必要となるコミュニケーション力も自然と磨かれていくでしょう。
未経験からゲーム業界をめざすなら専門学校デジタルアーツ東京がお勧め
未経験の方がゲーム業界をめざすなら専門学校デジタルアーツ東京をお勧めします。
専門学校デジタルアーツ東京のゲーム学科では、ゲーム制作に必要な知識と技術を基礎からしっかりと学ぶことができ、未経験の方でも安心して授業を受けられます。1クラス15〜25人の少人数指導なので、分からないことがあった時、先生に質問しやすいのも特徴の1つです。
専門学校デジタルアーツ東京のゲーム学科には「ゲームCGキャラクターコース」と「ゲームプログラムコース」の2つがあります。めざす方向性や興味関心に合わせてお選びください。
まとめ
ゲームディレクターとゲームプロデューサーの違いとそれぞれの役割で求められるものについて説明してきました。
どちらの職種をめざすにしても、ゲーム制作に関する総合的な知識と経験は欠かせません。
業界未経験から最短でこれらの職種をめざしたいという方は、ゲーム制作に関する知識と実習経験を積むことができるゲームの専門学校に通うことがお勧めです。
専門学校で知識とスキルを身につけ、最短でのキャリアアップをめざしましょう。
専門学校デジタルアーツ東京なら、入学時に未経験でも最短2年でゲーム業界への就職が叶います。キャリアを積むことでゲームディレクターやゲームプロデューサーになれる程の基礎知識や技術が身につくので、ゲームディレクターやゲームプロデューサーになりたい方はぜひご検討ください。