ゲーム配信・実況に必要な機材を解説。選び方や価格相場も
ゲーム配信・実況の人気が高まっています。「自分でもやってみたい!」と考えている人も多いのではないでしょうか?
ゲーム配信・実況を始めるためには、最低限の機材を用意しなければなりません。そこでこの記事では、ゲーム配信・実況に必要な機材について、選び方や価格の相場をまとめました。ぜひ参考にしてください。
配信・実況に必要な機材はゲームの種類で変わる
始めに、配信・実況に必要な機材はゲームの種類で変わることを知っておきましょう。
ここで言うゲームの種類とは、使用するコンピュータを基準とした分類のことです。配信・実況をする際は、「PCゲーム」「TVゲーム」「スマホゲーム」の3種類から選択します。
上記3種類のゲームは、そもそもプレイに必要なデバイスが違います。デバイスによって備わっている機能にも差があるので、必要な機材も変わってくるというわけです。
この記事ではPCゲームとTVゲームの配信・実況に必要な機材について解説していきます。
PCゲームの配信・実況に必要な機材
ここからはゲームの種類別に、配信・実況に必要な機材を、選び方(必要スペック)や価格相場とともに紹介します。
まずはPCゲームの配信・実況に必要な機材をまとめました。
「PCを使ってTVゲームの配信がしたい」という方は、「TVゲームの配信・実況に必要な機材」を参考にしてください。
PC(パソコン)
ゲームプレイや動画編集に必要な機材です。
PCはスペックが足りないとゲーム自体が遊べない可能性があります。スムーズなゲームプレイや動画編集という面を考えても、必ず最低限のスペックを満たしたものを用意しましょう。
PCゲームの配信・実況におけるPCの必要スペックは以下の通りです。
CPU:Corei7以上
GPU:RTX 3050以上
メモリ:16GB以上
ストレージ:SSD 500GB以上
上記スペックを満たしたPCの価格はデスクトップかノートかで変わり、デスクトップなら15〜20万円、ノートなら20〜25万円が相場になります。
常に自宅で作業をする方はデスクトップを、持ち歩いて自宅以外でも作業をする方はノートを購入しましょう。
マイク
配信・実況の内容を視聴者に届けるために必要な機材です。
厳密に言うとマイクがなくても声の収録はできますが、視聴者にとって聞き取りづらい音になってしまいます。このため、マイクもまた配信・実況に必要最低限な機材と言えます。
マイクにはいくつかの種類がありますが、ゲーム配信・実況に適しているのは「コンデンサーマイク」です。レコーディングをする時に使われます。
コンデンサーマイクであれば、スペックはさほど気にする必要はありません。手頃な価格で購入できるもので充分に使えます。
なお、価格の相場は3,000円〜15,000円です。
ヘッドセット
マイクとヘッドフォンがセットになっているヘッドセットもお勧めです。実況をしながらゲームの音声を聞くことができます。
ヘッドセットには有線と無線があります。有線は音の遅延が少なく音質にも優れていますが、ケーブル接続が外れないように注意しなければなりません。
マイクと同様、ヘッドセットもさほどスペックを気にする必要のない機材です。ただし、あまりに価格の安いものは機能性に乏しく、マイクとしての役割も、ヘッドフォンとしての役割も果たせない可能性があります。
目安として5,000円〜15,000円程度のものを購入しましょう。
動画編集ソフト
ゲーム配信を行う場合に必要な機材です。
撮影した動画にBGMや効果音を入れたり、エフェクトをつけたり、さまざまな編集をすることで個性的な動画をつくることができます。
動画編集ソフトには無料版と有料版があり、ソフトによって使える機能が異なります。
自分にとって必要な機能があればどちらを選んでも問題ないので、予算やつくりたい動画に合わせて選びましょう。
参考までに、無料ソフトであれば機能が充実している「DaVinci Resolve」、有料ソフトであれば初心者でも使いやすい「PowerDirector」がお勧めです。
それ以外のソフトを使用する場合、有料版であれば10,000円程度、または月額500円程度のものを選ぶようにしましょう。
TVゲームの配信・実況に必要な機材
続いて、TVゲームの配信・実況に必要な機材をまとめました。
ゲーム機・ゲームソフト
何より必要なのは、配信・実況したいゲームのゲーム機とソフトです。
近年ではPS5やPS4、Nintendo Switchのゲームを配信・実況する方が多いため、迷ったらこの3種類のゲームから始めてみましょう。
なお、Nintendo Switchに関してはLite(Nintendo Switch Lite)はゲーム配信ができません。必ず通常のNintendo Switchを購入してください。
価格は新品でPS4とNintendo Switchが30,000円〜40,000円、PS5が50,000円〜60,000円です。ゲームソフトに関しては無料ソフトもあれば8,000円程度のものまで、価格に大きな差があります。
PC(パソコン)
TVゲームの配信・実況は、PCを通して行います。このためPCも必要な機材の1つです。
必要スペックはPCゲームの配信・実況に比べて低く以下の通りです。
CPU:Core i5以上
メモリ:8GB以上
ストレージ:SSD 500GB以上
グラフィックボードがあると安定した配信ができますが、必須ではありません。用意する場合、エントリークラス以上のものを選びましょう。
上記スペックを満たしたPCは60,000円〜80,000円で購入できます。
ただし、生配信をする場合はグラフィックボードを搭載したハイスペックなPCが必要です。この場合、PCの価格相場は15万円程度になります。
マイク
選び方(必要スペック)、価格相場ともにPCゲームの配信・実況と同様です。
配信・実況の内容を視聴者に届けるために必要な機材であり、厳密に言うとマイクがなくても声の収録はできますが、視聴者にとって聞き取りづらい音になってしまいます。このため、マイクもまた配信・実況に必要最低限な機材と言えます。
マイクにはいくつかの種類がありますが、ゲーム配信・実況に適しているのは「コンデンサーマイク」です。レコーディングをする時に使われます。
コンデンサーマイクであれば、スペックはさほど気にする必要はありません。手頃な価格で購入できるもので充分に使えます。
なお、価格の相場は3,000円〜15,000円です。
ヘッドセット
選び方(必要スペック)、価格相場ともにPCゲームの配信・実況と同様です。
ヘッドセットはマイクとヘッドフォンがセットになっていて、実況をしながらゲームの音声を聞くことができます。
ヘッドセットには有線と無線があります。有線は音の遅延が少なく音質にも優れていますが、ケーブル接続が外れないように注意しなければなりません。
マイクと同様、ヘッドセットもさほどスペックを気にする必要のない機材です。ただし、あまりに価格の安いものは機能性に乏しく、マイクとしての役割も、ヘッドフォンとしての役割も果たせない可能性があります。
目安として5,000円〜15,000円程度のものを購入しましょう。
キャプチャーボード(ビデオキャプチャー)
TVゲームの画面をPCのモニターに映し、録画するために必要な機材です。
GC550 PLUSやGame Capture HD60 S等、信頼できるブランドのものであれば、スペックはさほど気にしなくて問題ありません。価格で言うと20,000円前後のものを選びましょう。
なお、キャプチャーボードとは別に「キャプチャーソフト」も必要ですが、キャプチャーボードを購入すると付属されているため、そちらをご利用ください。
動画編集ソフト
選び方(必要スペック)、価格相場ともにPCゲームの配信・実況と同様です。
ゲーム配信を行う場合に必要な機材で、撮影した動画にBGMや効果音を入れたり、エフェクトをつけたり、さまざまな編集をすることで個性的な動画をつくることができます。
動画編集ソフトには無料版と有料版があり、ソフトによって使える機能が異なります。
自分にとって必要な機能があればどちらを選んでも問題ないので、予算やつくりたい動画に合わせて選びましょう。
参考までに、無料ソフトであれば機能が充実している「DaVinci Resolve」、有料ソフトであれば初心者でも使いやすい「PowerDirector」がお勧めです。
それ以外のソフトを使用する場合、有料版であれば10,000円程度、または月額500円程度のものを選ぶようにしましょう。
まとめ
この記事ではゲーム配信・実況に必要な機材を、選び方や価格の相場とともに解説しました。
配信や実況が盛んな現代では実際にプレイするだけではなく、他人のプレイを見たり、視聴者と一緒にストーリーを進めたり、色々な形でゲームを楽しむ人が増えています。
今後、プレイして楽しいゲームはもちろん、見ているだけで楽しいゲームや、人と一緒に遊んで楽しいゲームの需要はさらに増していくことでしょう。
ゲームが好きな人は、ぜひ一度配信や実況で、ゲームの新しい楽しみ方を体験してみてください。上手くいけば配信や実況を収益化して、ゲームで収入を得ることができるようになります。
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