ゲームのプラットフォームとは?種類や特徴を解説
ゲームに関連する用語の1つに「プラットフォーム」があります。しかし、聞いたことはあるけれど意味が分からないという方は多いのではないでしょうか?
本記事ではゲーム分野におけるプラットフォームについて解説します。主要なゲームプラットフォームも紹介しているので、将来、ゲーム分野の仕事に携わりたい方はぜひご覧ください。
ゲームのプラットフォームとは?
プラットフォームという言葉は、ITの分野で「サービスやシステム、ソフトウェアを提供・運営するための基盤となる環境」を指します。
では、ゲーム分野におけるプラットフォームの意味はというと、「ゲームをプレイするためのハードウェアやサービス」のことです。「ゲーム機」という呼び方が分かりやすいと思います。
しかし、近年はゲーム機(コンシューマーゲーム)だけではなくPCやスマートフォンでもゲームを購入・ダウンロードしたり、プレイしたりできるようになっていて、こうしたPCのサービスやスマートフォン自体もゲームのプラットフォームとして扱われるようになっています。
また、ゲームセンターに設置されているアーケードゲームや、他者がゲームをプレイする様子をみて楽しめるゲーム配信サービス等もゲーム分野におけるプラットフォームの一種です。
主要なゲームプラットフォームの種類【コンシューマー編】
本章からは主要なゲームプラットフォームの種類についてまとめていきます。
まずはコンシューマーゲームのプラットフォームの中から、よく知られているものをご紹介します。
Nintendo Switch
任天堂が販売するコンシューマーゲームです。
形状は携帯型ですが、コントローラーを本体から取り外すことができ、自由なスタイルでゲームを楽しめるのが魅力です。また、テレビにつなげば大画面でのゲーム体験もできます。
なお、コントローラーの取り外しができない「Nintendo Switch Lite」も販売されており、こちらはプレイできるゲームの種類が制限されるものの、コンパクトであることから持ち運びに適しています。
ニンテンドー3DS
同じく任天堂が販売するコンシューマーゲームです。
Nintendo Switchよりもさらにコンパクトであり、加えて上下に折りたたむことができるので、より持ち運びやすさに優れています。
また、一部のゲームは「裸眼立体視ディスプレイ」による3D映像に対応している点も特徴です。専用のメガネをかけなくても、画面から飛び出すキャラクターや奥行きのある空間等を楽しめます。
PlayStation
ソニー・コンピュータエンタテインメントが販売するコンシューマーゲームです。据え置き型の「PlayStation4」や「PlayStation5」、携帯型の「PSP」等があります。
特にPlayStation5は、美しいグラフィックスやPCにも劣らない処理性能等が発売前から話題になっていました。一時期はコロナ禍の影響もあって品薄状態でしたが、今は手に入れやすくなり、多くの人がさまざまなゲームを楽しんでいます。
Xbox
マイクロソフトが販売するコンシューマーゲームです。欧米を中心にプレイされています。
据え置き型のプラットフォームであり携帯性はありませんが、Microsoft Windowsと同じ開発元であることからPCとデータを共有して遊べるサービスが提供されており、外出先でも続きをプレイしやすくなっています。
2020年には約7年ぶりに新モデルの「Xbox Series X」「Xbox Series S」が発売されました。
主要なゲームプラットフォームの種類【PC編】
続いて、PCのゲームプラットフォームの種類をご紹介します。
Steam
インディーズから超大作、RPGからVRゲームまで、3万以上のタイトルが配信されているプラットフォームです。日本でもっとも知られているPCゲームのプラットフォームと言えます。
ゲームをプレイする様子をライブストリーミングして共有したり、ゲーム内のチャットで会話をしたり、家族や友人とゲームを楽しめるツール・サービスが豊富に用意されています。
EpicGames Store
注目されているプラットフォームの1つです。少ない手数料でゲーム開発ができる、ゲーム実況を行うことで報酬がもらえる等の特徴があります。
また、年末の「ホリデーセール」では一部のタイトルを無料、あるいは最大75%オフで手に入れることができます。
EA app
「Battlefield」や「FIFA」シリーズを販売するエレクトロニックアーツ運営のプラットフォームです。
「Origin」に代わる新しいプラットフォームで、自動ダウンロード等の機能を備えており、PCクライアントで最速・最軽量とされています。
また、EAアカウントは他サービスやプラットフォームのフレンドリストをインポートすることも可能です。
DMM GAMES
DMM.comが運営するプラットフォームです。基本無料で遊べるタイトルが多く用意されています。
ブラウザゲームが多い、スマートフォン向けのゲームも提供されている等の特徴があり、遊べるゲームのジャンルも多種多様です。
また、サービス内でタイトルごとにトピックを立て、プレイヤー同士でコミュニケーションを取ることも可能。画面の向こうの人と気軽にゲームの魅力やおもしろさを共有できます。
主要なゲームプラットフォームの種類【スマホ編】
最後に、スマートフォンのゲームプラットフォームをご紹介します。
スマートフォンのゲームは、コンシューマーゲームやPCゲームではほとんどみられないGPS機能を活用したものがあり、コンシューマーゲーム、PCゲームとは異なる楽しみ方ができます。
iOS
国内におけるスマートフォンのシェアは6割がiPhoneであることから、国内のモバイルゲーム市場のシェアもiOSが圧倒的だといわれています。
Androidに比べてiPhoneのほうがスムーズにゲームが動くことも、人気が高い理由と考えられます。
Android
iOSに比べるとシェアが控えめなAndroidですが、本体をiPhoneよりも低価格で購入できることから近年注目されています。
また、Android本体へ外部ストレージを追加できることから、多くのゲームを並行してプレイしたり、遊ばないゲームを残しておいたりしても容量不足に悩むことが少ないのも特徴です。
まとめ
本記事ではゲーム分野におけるプラットフォームの概要と、主要なゲームプラットフォームを紹介しました。
ゲーム分野においてプラットフォームは、ゲームをプレイするために欠かせないハードウェアやサービスを指します。ゲーム開発に携わる仕事では、開発の際に利用可能なプラットフォームを視野に入れた仕事を行うこともあり、各プラットフォームへの理解が大切です。
本記事がゲームのプラットフォームに対する興味・関心を高め、知識を追求するきっかけになれば幸いです。
>>ゲームの専門学校に通う3つのメリットとは?大学との違いや進路の選び方を解説
>>専門学校デジタルアーツ東京 体験入学
>>専門学校デジタルアーツ東京 説明会・学校見学