レベルデザイナーとは?求められるスキルや仕事内容を解説
レベルデザイナーはゲーム制作をするうえで、ゲーム作品の魅力を高めるために重要な職業です。
ゲームのステージ構成等を専門とするため、演出力や構成力等求められるスキルが高くなります。
今回はレベルデザイナーの仕事内容や求められるスキル、そしてレベルデザイナーになるための方法をご紹介。
これからレベルデザイナーをめざす方はぜひ参考にしてください。
レベルデザイナーとは?ゲームデザイナーとの違いも解説
レベルデザイナーはレベルデザインを担当する仕事です。
レベルデザイナーはゲームデザイナーの仕事をさらにこまかく分類した仕事ですが、ゲームデザイナーと間違われることがあります。
早速レベルデザイナーの仕事内容とゲームデザイナーの違いを見ていきましょう。
レベルデザインを担当する仕事
レベルデザイナーはレベルデザインを担当する仕事です。
レベルデザインとはプレイヤーにキャラクターの能力を最大限に活用してもらうために、障害物等のゲームルールをつくること。
レベルデザインは簡単にいうとプレイヤーの「難易度を調整する仕事」で、レベルアップするための経験値設定や排出率の調整等を行います。
プレイヤーに対して目標や挑戦、報酬をプラスして、いかにモチベーションを上げられるかがポイントになってきます。
またレベルデザイナーになると日本から世界に向けてゲーム制作することもあり、「世界中のプレイヤーを楽しませられる」という大きなやりがいも生まれます。
ゲームデザイナーとの違い
ゲームデザイナーはゲーム作品を全体的に設計する仕事で、ゲームプランナーとも呼ばれます。
ゲームの世界観を生み出すための基本的な設定からシステム設計まで、幅広く考案する職業です。
もともとレベルデザイナーはゲームデザイナーの仕事の一つでしたが、高度なエンジンシステムの誕生により、専門職として特化される職業となりました。
そのため、ゲームデザイナーと兼任しているレベルデザイナーもいます。
レベルデザイナーに求められるスキル
レベルデザイナーに求められるスキルは主に三つあります。
- 演出力
- 構成力
- コミュニケーション能力
その他に英語能力もあると会社で優遇スキルとして扱われます。
演出力
プレイヤーの心を動かすためにも、演出力が重要なポイントになります。
キャラクターの立ち位置や視点を考えて、どうすればワクワクするような展開にできるのか等を考えなくてはなりません。
例えば映画でも演出が重要な鍵となり、物語が進んでいくうちに観客を惹きつけなくてはならないのと同じことです。
ゲームを少しだけ始めただけなのに、ストーリーがすでに分かってしまうような演出だとプレイヤーは飽きてしまいます。
構成力
構成力は演出効果を高めるために必要なスキルです。構成力は演出の軸となり、いかにプレイヤーに満足して楽しんでもらうかにかかっています。
構成能力が低いとストーリーの内容が理解しづらくなり、プレイヤーが途中で諦めてしまうということになりかねません。
構成を上手くつくるためにも、キャラクターの視点や敵が出現するタイミング等こまかな分析を行う必要があります。
コミュニケーション能力
どんな職業においてもコミュニケーション能力の高さは求められますが、ゲーム業界に携わるなら特に重要なスキルになります。
レベルデザイナーが作成したステージ構成は「実装が可能なのか」という問題をプログラマーと話す場面が出てきます。
ゲーム制作はゲームプランナーやサウンドクリエーター、ゲームCGデザイナー等の多くのメンバーとともにつくり上げるものです。
常にメンバーとコミュニケーションを図り、仕事を進めていく必要があります。
レベルデザイナーの年収や将来性
レベルデザイナーになった際の気になる年収や将来性について紹介します。
レベルデザイナーをめざしている方はぜひ参考にしてください。
レベルデザイナーの年収は400万〜1,000万円
レベルデザイナーはスキルによって収入が変動しますが、高くて1,000万円、低くても400万円程です。
国税庁の「令和2年分民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の一人当たりの平均給与は433万円。
スキルがそれ程ないと平均年収よりも下がる可能性はありますが、高みをめざそうと思えばいくらでもステップアップできる職業です。
レベルデザイナーのニーズは高まる
近年は競技人口1億を突破したと話題の「eスポーツ」や、Nintendo Switch「スプラトゥーン」人気もあり、美術的な演出やストーリーが高度化しています。
ステージ構成を行うレベルデザイナーの重要性も高まり、今後もニーズが増えていくでしょう。
トップクラスのレベルデザイナーになれば、ゲーム業界で引く手あまたとなるはずです。
レベルデザイナーになるにはゲーム系の専門学校がお勧め
レベルデザイナーになるための進路として、「大学」や「ゲーム系の専門学校」に通うという選択肢があります。
大学を選択した場合は大手の企業への就職やキャリアアップをめざせるメリットがありますが、ゲームに特化した授業を受けたい方なら専門学校がお勧めです。
専門学校ならゲーム開発に必要なカリキュラムが組み込まれており、レベルデザイナーとしての技術や知識が短期間で身につきます。
高校を卒業した方だけではなく、大学や短大を卒業した方も専門学校に入学できることが多いため、社会人でもレベルデザイナーをめざせます。
将来ゲーム業界に入りたい方は専門学校がお勧めです。
まとめ
今回はレベルデザイナーの仕事内容や必要なスキルを紹介しました。
レベルデザイナーはゲームが好きな方や人々を楽しませたい方にぴったりな職業です。
ゲーム系の専門学校なら実用的なスキルが早く身につき、現場でも即戦力につながるようにサポートしてくれます。
デジタルアーツ東京 ゲーム学科では「ゲームプログラムコース」があり、ゲーム制作に必要な技術や知識を基礎から学べます。
1年生からシューティングゲームやパズルゲーム等のゲーム制作を行えるところも魅力。
またコミュニケーションを取るのが苦手な方でも、ゲームの「コンセプト」や「システム」等、多くの方々に伝えるためのプレゼンテーション技法も学べるため、不安が解消されるはず。
気になる方は平日に実施している体験入学に行ってみてはいかがでしょうか?
池袋から徒歩3分にあるアクセスの良い専門学校です。