独学でもゲームクリエーターになれる?方法やメリット・デメリットを解説
「ゲームクリエーターになりたいけど、専門学校や大学に通うのは難しそう…。」と考える人にとって、独学でもゲームクリエーターになれるのかというのは気になりますよね。
この記事では、独学でゲームクリエーターのスキルを身につける方法や、独学のメリット、デメリットをご紹介していきます。
ゲームクリエーターのスキルを独学で身につける方法
ゲームクリエーターのスキルを独学で身につける方法は、いくつか存在します。
実践しやすい4つの独学方法を見ていきましょう。
1.参考書籍で学ぶ
ゲームクリエーターに必要な知識やスキルを独学で身につける方法として、まず挙げられるのは、参考書籍で学ぶことです。
ゲームクリエーターには、さまざまな役割があり、それぞれ必要なスキルや知識が異なります。
例えば、ゲームプログラマーであれば、プログラミング言語や論理的思考のスキルが求められ、CGデザイナーならグラフィックソフトのスキルやデザイン、フォントのスキルが求められます。
まずは、ゲームクリエーター志望者向けの書籍を読んで、自分がめざす職種に必要な知識や、ゲーム開発の全体的な流れ等を知りましょう。
2.業界でアルバイトとして働く
ゲーム関連企業の中には、未経験者をアルバイトとして採用してくれるところもあります。
そういった企業でアルバイトとして働きながら実務経験を積むのも、お勧めの独学方法です。
独学で知識をインプットすることも大事ですが、ゲーム開発の現場で実際に仕事を体験することは大きな学びになります。
アルバイトとして働きながら、自分で必要な知識を学ぶ必要がありますが、一人で仕事がこなせるようになれば、正社員をめざせる可能性があります。
3.セミナーに参加する
ゲーム開発会社が主催している、ゲームクリエーター志望者向けのセミナーに参加することも、独学で知識や技術を身につける方法としてお勧めです。
ゲーム開発会社が開催するセミナーでは、ゲーム開発の流れや、開発現場の生の声を知ることをできます。
現在のゲーム業界事情やゲームクリエーターに求められる能力、お勧めの参考者や学習書といった情報も入手できるので、積極的に参加してみると良いですね。
4.ゲーム開発ツールに触れる
ゲーム制作の複雑な作業工程をスピーディに処理できる、ゲーム開発ツールに触れておくのも良いでしょう。
ゲーム開発ツールの代表的なものとしては、エンジン的な役割を果たすゲームエンジンがあります。
ユニティ・テクノロジーズが開発しているUnityは、2D・3Dのゲームを開発できるうえに、iPhone、Android、Mac、Windowsといったさまざまなプラットフォームで使用できます。
ゲーム開発でよく使われる機能がまとまっているUnityは、独学でゲームクリエーターに求められるスキルを習得したい人向きのツールと言えるでしょう。
独学でゲームクリエーターをめざすメリット・デメリット
独学でゲームクリエーターをめざすことには、メリットもあればデメリットもあります。
メリットとデメリットについて、それぞれを詳しく見ていきましょう。
独学でゲームクリエーターをめざすメリット
独学でゲームクリエーターをめざす最大のメリットは、学費を抑えることができることです。
専門学校や大学等に通えば、カリキュラムに沿って効率的に学ぶことができますが、学費もかなりかかります。
独学であれば、学費を最小限に抑えることができるので、費用があまりかけられない人にお勧めです。
また、独学の場合は、好きな時に勉強ができるので、社会人として働きながら勉強しやすいこともメリットと言えるでしょう。
独学でゲームクリエーターをめざすデメリット
独学でゲームクリエーターをめざすことには、デメリットもあります。
ゲーム会社の中には、専門学校や大卒以上の学歴がある人が採用されやすいところもあるので、独学の場合は応募が難しくなる恐れも。
特に、ゲームプランナーやゲームディレクターといった企画職は、ゲームづくりの知識やスキルの他に、幅広い見聞やトレンドを見越したセンスが必要になります。
そのため、独学でゲームづくりの専門知識やスキルを身につけるよりも、専門学校に進学してさまざまなことを体験したほうが有利です。
また、独学でゲームクリエーターをめざすと、身につく知識やスキルが偏りやすいというデメリットがあります。
独学になると、自分の好きなことや得意な分野を学習しがちになるうえに、不明点があっても自分の力で解決する必要があるため、学習の効率が悪くなりがちです。
ゲームクリエーターをめざすなら専門学校がお勧め
ゲームクリエーターをめざすなら、独学よりも専門学校に通うのがお勧めです。
専門学校に通うのは学費がかかりますが、ゲームクリエーターに必要な技能を効率良く習得できるようにカリキュラムが組まれています。
独学だと、企業によっては採用されにくい、学べる知識やスキルが偏るといったデメリットがあります。
また、ゲーム業界とのコネクションが強い専門学校を選ぶことで、在学中のインターンシップ制度や就職サポート等が利用できるので、就職の際に有利です。
独学でゲームクリエーターをめざそうと考えている人は、専門学校で学ぶことも視野に入れて考えてみてはいかがでしょうか。