グッズデザイナーになるには?学校や必要なスキルを紹介
グッズデザイナーをめざしているけど、どうやってなるのか、どんなスキルが必要なのか分からない……と、困っていませんか?
この記事で、グッズデザイナーになるための方法を確認しましょう。
その他、詳しい仕事内容や実際の求人等、グッズデザイナーをめざす人に知ってほしい情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
グッズデザイナーになるには?
グッズデザイナーになるには、主に三つの方法があります。
専門学校で学ぶ
イラスト専門学校またはデザイン専門学校で学ぶ方法です。
グッズデザイナーにはイラストとデザイン両方のスキルが必要なので、どちらも学べる学校を選ぶと良いでしょう。
・イラスト専門学校
イラストを中心にデザインの知識も学びます。
イラストレーターとしても活躍したい人、イラストを使ったグッズデザインを手がけたい人にお勧めです。
・デザイン専門学校
プロダクトデザインを中心に学びます。
プロダクトデザインとは、生活用品や雑貨等の製品のデザインのことです。
イラストの描き方まで学ぶデザイン専門学校は、あまりありません。
そのため、デザインについて徹底的に勉強したい人にお勧めです。
美術大学で学ぶ
美術大学で学ぶ方法もあります。
美術大学ではキャラクターデザイナーになるための勉強をするのではなく、デザインに関する知識やスキルを幅広く学びます。
デザイン制作会社やメーカーに就職する
学校で学んだ後は、デザイン制作会社やメーカーに就職します。
新人の間は、アシスタントとして先輩の業務を手伝うことになるでしょう。
業務を覚えたら、自分でグッズデザインを担当できるようになります。
グッズデザイナーに必要なスキル
グッズデザイナーになるには、三つのスキルを身につける必要があります。
デジタルスキル
キャラクターデザイナーには、PhotoshopやIllustrator等デザイン制作ソフトの操作スキルが必須です。
その他、3Dのイメージ図や設計図を書き起こすCADのスキルもあると、就職先の選択肢が広がるでしょう。
デザインスキル
タイポグラフィやレイアウト、配色のルール、「トンボ」や「CMYK」といった専門用語等、デザインに必要な知識やスキルを学びます。
学校では、課題を制作する中で実践的にデザインスキルが身につきます。
画力
画力は絶対に必要という訳ではありません。
しかし、イラストを使ったグッズが増えているため、ぜひ身につけたいスキルです。
デッサンであればどの学校でも学べますが、デジタルソフトを使ったイラストの描き方まで学べるのはイラスト専門学校だけです。
グッズデザイナーの具体的な仕事内容
では、グッズデザイナーの具体的な仕事内容を、流れに沿って説明していきます。
・ヒアリング
まずは、クライアント(依頼元)からどのようなグッズをつくりたいのかヒアリングします。
コンセプトやイメージをしっかり共有することが大切です。
・デザイン案作成
ヒアリングをもとに、デザイン案を作成します。
企画には携わらずデザイン業務だけ行うグッズデザイナーの場合は、この工程からスタートします。
・仕様書作成
グッズを形にするため、大きさや素材等をこまかく記載した仕様書を作成します。
・サンプルチェック
工場で作ったサンプルをチェック。
イメージ通りの形になっているかを確認します。
・プレゼンテーション
クライアントが複数のデザイナーに依頼している場合、デザイナー自身がプレゼンテーションを行うこともあります。
グッズデザイナーの活躍の場
グッズデザイナーは、さまざまな活躍の場があります。
・雑貨メーカー
雑貨メーカーのデザイン部で、自社のグッズデザインを担当します。
この場合、「インハウスデザイナー」と呼ばれます。
・デザイン制作会社
デザイン制作会社では、広告代理店やキャラクターの版権元等からデザイン制作の依頼を受けます。
さまざまなグッズデザインを担当できるのが魅力です。
・フリーランス
企業に所属せず、個人のグッズデザイナーとして仕事を受けることもできます。
企業で経験を積んでから、独立してフリーランスになるのが一般的です。
グッズデザイナーに資格は必要?
グッズデザイナーになるために、資格は必要ありません。
強いて言えば、プロダクトデザイン検定を取得しておくと、就職活動で役に立つ可能性があります。
プロダクトデザインに関する基礎知識を問われる検定なので、グッズデザイナーをめざしている人にお勧め。
グッズデザイナーになった後に、キャリアアップとして取得するのも良いでしょう。
グッズデザイナーの求人
グッズデザイナーの求人を調べてみると、キャラクター商品を手がける「キャラクターグッズデザイナー」の求人が多い印象です。
中でも、ゲーム・アニメキャラクターのグッズを制作する会社からの募集が目立ちます。
その他、テーマパーク内のストアで販売するグッズや、アーティストのライブグッズ等を手がける会社もあります。
また、グッズデザイナー兼グラフィックデザイナーとして幅広くデザインを手がけるデザイナー職としての募集も。
まとめ
グッズデザイナーになるには、専門学校や美大で学ぶのが一般的です。
グッズデザイナーの活躍の場は広く、手がけるグッズもさまざま。
将来どんなグッズデザイナーになりたいのか、ぜひ一度イメージしてみてください。